上唇小帯異常と指摘されたら
- 2023年1月25日
- 小児歯科・マタニティ
お子さんの検診などで、上唇小帯異常と指摘されたことがある方もいるのではないでしょうか。
異常といわれると不安に思ってしまう方もいると思いますが、今日はこの”上唇小帯”についてお話していこうと思います。
まず、上唇小帯とは上唇をめくって真ん中にある歯ぐきと繋がっているスジのことを言います。
このスジが生まれつき長かったり、太かったりする子がいます。
しかし、低年齢のお子さんはそれほど心配しなくて大丈夫です。
成長するにつれて治る場合もありますし、転んだり、ぶつけたりして切れることもあるからです。
前歯が永久歯に生え変わる6歳ごろになってもまだ治っていない場合は小帯を切除することもあります。
上唇小帯異常のまま放っておくと、前歯の間にスジが入り込んでいることによって前歯が離れてすきっ歯の状態(正中離開)になり、歯並びが悪くなるリスクが高くなります。
また、スジが邪魔になるため汚れが溜まりやすく、歯磨きもしにくいため、虫歯になりやすいというリスクもあります。
切除するにしても、しないにしても経過はしっかりと診ていかないといけないので、まずは診させていただいて、ご説明させてもらえればと思います。
ぜひ一度、ご来院ください。